私にとっては初めての水彩画技法書です。自分にとっての水彩画、そして私の自然に対する想いなどを絵と文章の両方で表現してみました。前半は図版を多く取り入れ画集のように、後半は技法についての解説やプロセス写真などを多数掲載しました。海外の方からのご要望に応え英語による抄訳も掲載しております。2013年の2月に上梓しましたが、思いがけないほどの好評をいただき4月には第2刷、6月に第3刷、8月に第4刷を出させていただきます。心より感謝申し上げます。日本図書館協会選定図書に選ばれました。
日貿出版社
B5変 127ページ
2,200円 (税別)
2013年2月発売
日貿出版社のホームページ
Amazonからもご購入いただけます
2011年3月11日は、日本人にとって忘れることのできない一日になりました。亡くなられた方と行方不明の方を合わせて2万人近くになるというこの大災害は、被災して残された人々の心を、生活を、そして人生観そのものまで変えてしまいました。
私自身、ボランティアに参加したり義援金を送ったりしてはいるものの、被害のあまりの大きさを前に自らの力の小ささを思い知らされることばかりでした。しかし、どんな小さな事でも、それを続けることでしか復興はありえないとも思っています。
昨年の秋、個展を開催した会場に南相馬市から避難してきたという方が訪れてくれました。その方は私の作品を見てとても感動してくれて、どうしても画集か絵ハガキが欲しいと言われ、後日何枚かの写真を送りました。そして数日後とても丁寧な礼状が届き、そこには「あなたの絵を見て心の底から癒された」という内容のメッセージが書かれていました。絵を描くことが被災地の復興にどんな役に立つのかと悩んでいた自分には泣きたくなるほど嬉しい一言でした。この画集には、東北にゆかりのある30名の画家たちの様々な想いがつまっています。絵を描くということは、何かを見つめ、見つめることによりそこに美しさや愛しさを見出すことなのかも知れません。画家たちは「ふるさと東北」にどんな美しさ、どんな愛しさを見つけたのか、そんな気持ちでこの画集を見てほしいと私は思っています。(あべ としゆき)
人気の水彩画家が集う日本透明水彩会(JWS)メンバーによる、『透明水彩レシピ』シリーズ第5弾。水彩画をこれから始めようという方がまずぶつかる壁が画材選びです。メンバーそれぞれが使う画材を紹介することで、自分が描きたい画風の場合はどのような画材を使えば良いのか参考にしていただけます。他にも藤枝しげと、あべとしゆき、青木美和といった人気作家が紙、絵の具、筆の基本的な知識を紹介。初心者から中級者まで必携の一冊。
日貿出版社
大型本 128ページ
2,200円 (税別)
2022年4月発売
JWS 日本透明水彩会から第四弾となる「透明水彩レシピ4」が日貿出版社より上梓されます。今回の特集は、水彩画を描く上で欠かせないテーマである「光と影」。メンバー31人が風景、花、人物、動物、静物といった、それぞれが最も得意とするモチーフを描画。様々な観点から書かれた解説により紐解いていきます。そのほか、あべとしゆき、青江健二、湯川晴美、菊地和広、村上ゆたかといった豪華作家陣による描法プロセスや藤枝成人、加藤潤らによる技法コラムも必見です。
日貿出版社
大型本 127ページ
2,200円 (税別)
2020年4月発売
JWS 日本透明水彩会から第三弾となる「透明水彩レシピ3」が日貿出版社より上梓されます。今回の特集は「樹木を描く」。JWSのメンバーがさまざまな樹木を表現しています。メンバーそれぞれの作品に加えて、光と影の捉え方や遠景・中景・近景にある樹木の描き分け、ぼかしと滲みの使い分けなど、さまざまな樹木の描き方に迫ります。さらに巻末にはメンバーがお薦めする“樹木を描くならここ”という日本各地のスケッチポイントも紹介しました。
日貿出版社
大型本 127ページ
2,000円 (税別)
2018年4月発売
JWS 日本透明水彩会から第二弾となる「透明水彩レシピ2」が日貿出版社より上梓されます。今回の特集は「水を描く」。JWSのメンバーがさまざまな水を表現しています。また今回は、海外の画家に学ぶということで、Chien Chung Wei, Frank Eber, Jasmine Huang, Joe Dowden, Stanislaw Zoladz という国際的に評価の高い水彩画家の水の作品も掲載されています。
日貿出版社
大型本 127ページ
2,000円 (税別)
2016年4月発売
日本透明水彩会(JWS)の設立5年目にあたる今年、メンバーの作品と解説をまとめた初の技法書を上梓することになりました。発売は4月9日の予定ですが、すでにアマゾンでは予約販売が始まっています。第5回日本透明水彩会展が開かれる横浜赤レンガ倉庫の会場でも販売しております。この本に掲載している各作家の作品のうち1点は会場に展示しています。私の制作プロセス写真も掲載されているのでぜひ手に取ってご覧ください。
日貿出版社
大型本 143ページ
2,200円 (税別)
2015年4月発売
りそな銀行でおなじみの、りそな総合研究所が発行している「りそなーれ」2018~2019年度の2年間の表紙として私の作品を採用いただきました。
2015年の山形銀行のカレンダーに私の水彩画作品「鳥海遥か」が採用されました。作品は5月に山形県遊佐町から見た鳥海山と菜の花を描いたものです。山形銀行のカレンダーに自分の絵が採用されることはとても光栄な事だと思っています。
カレンダーの発行を記念して原画を含む作品展示会を開催しました。
2015年1月19日~2月6日
この展示は終了しました。
山形銀行酒田支店
酒田市本町三丁目10-1
International Watercolor Society (IWS)はトルコに本部をおいていて、私の知るところではFacebookを利用して世界中の水彩画家の交流を図っている組織です。2011年からWebを活用したコンテストを実施しており、今年は第3回になります。先日2013年版の分厚く豪華な(28×28cm)カタログが私の手元にも届きました。世界で活躍している著名な水彩画家が多数掲載されています。日本からは次の画家の作品が掲載されています。アルファベット順、敬称略で紹介します。徳田明子、笠井一男、小林啓子、山岡セイコウ、赤坂孝史、あべとしゆき、星野木綿、永山裕子、以上のの8名です。
ブラジルのサンパウロで発信しているデジタルマガジン2013年7月号で私の作品を紹介いただきました。パソコンで見ることができます。20ページに掲載されています。
This is a critique from Oscar d"Ambrosio who is an artist and an art critic at UNESP (Universidade Estadual de São Paulo), one of the universities of the State of São Paulo, Brazil.
2013年5月31日に発売されたフランスの美術マガジン"Pratique des Arts"第110号に私の作品が掲載されました。しかも表紙と巻頭特集(p4~p9)ということで大変光栄に思っています。このマガジンは水彩画だけでなく油彩、パステル、彫刻など幅広い分野の制作技法を紹介している月刊誌だと聞いています。日本の書店では取り扱っておりませんが、出版社のサイトから購入することはできます。価格は6.50ユーロ(送料別)
Pratique des Arts ウェブサイト
サンプルページ
2012年9月20日~10月28日までスペイン・セビリア地方にあるドス・エルマナス市の市民ホールを会場に開かれた国際水彩画展のカタログに私の作品が掲載されました。地元スペインをはじめ、イギリス、フランス、アメリカ、ペルー、トルコ、日本などから約40名の画家たちが水彩画を出品した展覧会です。
2012年9月1日、フランスのCapelitis Groupが発行した水彩画の季刊誌"L'Art de l'Aquarelle"と、その英語版"The Art of Watercolour"に私の作品数点と水彩画制作に関するインタビューが4ページに亘って掲載されました。前号では永山裕子さんが表紙を飾って大きな話題になりました。この美術グラビア誌はヨーロッパを中心に世界30ヶ国以上で販売されていますが、残念ながら日本では販売されていません。手続きをふめば、Paypalを利用して下記のサイトから注文することができます。
ウェブサイト
http://www.lartdelaquarelle.com/
サンプルページ
last update: 2023.10.27